窓辺のレモンティ

社会人となり数年。日々の思いや考えを綴る、瀬戸こなつのブログです。

昼間の世界が存在したことに驚く

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毎日、朝早くに家を出て会社へ向かう。周囲はまだ薄暗く、空には白い月が残っていることが多い。会社に行けば、私は事務職なので日中オフィスから外に出ることはほとんどない。窓はあるのだが、全てブラインドが下げられている。そのため外の様子を窺い知ることも、空を見ることも、日の光を感じることもあまりない。

 

残業を終えて会社を出れば、辺りはもう暗くなっている。そしてまた電車に揺られて帰途に就く。そんな生活が続いていた。

 

仕事をしていても自分の趣味を楽しんでいる人はいると思うが、私はとてもそんな気分になれなかった。仕事による疲労が取れず、どんどん溜まっていったからだ。週末になっても外出する気はなかなか起きず、家で過ごすことがほとんどだった。

 

そんな中で、久しぶりに平日に休みを取ったことがある。ちょうど今日のような金曜に休みを取ったため、3連休できることになった。普段は疲れ切っていて外出できないのだが、連休ということもあり金曜に外出したのだ。近所だけれど。

 

久しぶりに日中の外に出て、私はハッとした。

 

青い空、白い雲、木々の緑が目に飛び込んできた。太陽の光に、心地よい風も感じる。キラキラしているし、とても気持ちが良い。散歩をしている老夫婦や赤ちゃんを連れたお母さんもいる。ゆったりとした時間が流れていた。

 

会社勤めの慌ただしい生活が全てだった私は、「こんな世界があったんだ」と思ってしまった。これは決して大げさな表現ではなく、本当にそう思ったのだ。

 

普段これほどゆったりとした時間や余裕を感じることは無かったし、何気ない自然を感じることも皆無だった。しばらく昼間の世界の存在に驚いていた私は、その後ようやく「そうか、そう言えばそうだった…」と思い出した。

 

普通の日常を、昼間の世界を、これほど遠くに感じてしまうなんて。青く輝く綺麗な空を見られないなんて。そんな生活に一体何の意味があるのだろう、と思った。